- 2024/09/21 掲載
世界株式ファンド、FRB利下げ前に大量資金流入
前週は65億4000万ドルの買い越しだった。
FRBは18日、50ベーシスポイント(bp)の政策金利引き下げを決めた。市場予想を上回る水準の利下げにより、株式や商品を含む世界のリスク資産が買われ、価格が上昇した。
地域別では、アジアのファンドが27億7000万ドルの資金流入で16週連続の買い越し。欧州のファンドも32億9000万ドルの買い越しとなった。一方、米ファンドは13億7000万ドル売り越した。
分野別のファンドは、計約12億ドルの売り越しとなった。金融で9億5000万ドル、テクノロジーで6億600万ドルそれぞれ資金が流出した。
マネーマーケットファンド(MMF)は7週ぶりとなる160億6000万ドルの売り越し。
世界の債券ファンドは112億4000万ドルの買い越し。39週連続での買い越しとなった。
短期債ファンドは約23億ドルの資金流入、高利回り債ファンドも17億1000万ドルの流入となった一方、国債ファンドは2億1800万ドルの売り越しだった。
金・その他貴金属ファンドは、5億4400万ドルの資金流入で6週連続の買い越し。エネルギーファンドは5週ぶりに売り越しとなり、1億2900万ドル流出した。
新興国市場に関しては、株式ファンドが15週連続の流出、債券ファンドが13週連続の流入となった。
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