- 2024/09/18 掲載
午前の日経平均は反発、一時400円超高 自動車株などに買い戻し
[東京 18日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比258円22銭高の3万6461円44銭と、反発した。前日の取引時間中に比べて為替が円安方向に振れ、朝方は買い圧力が強まり400円超高となる場面もあった。前日に下げが大きかった自動車株などに買い戻しが入った。為替が徐々に円高に振れると日経平均は上げ幅を縮小し、前引けにかけては一進一退となった。
日経平均は前営業日比342円高でスタートした後、上げ幅を拡大し一時471円高の3万6675円07銭まで上昇した。自動車株やハイテク株への買い戻しが指数を押し上げた。
朝方142円近辺で推移していたドルが141円台半ばに下落すると、日経平均も歩調を合わせるように上げ幅を縮め3万6400円台を中心にもみ合いとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、手掛けにくさも意識された。
市場では「日経平均は為替との連動性が高い状況が続いており、後場も円高が進めばさらに買いの勢いは弱まりそうだ」(山和証券・調査部部長、志田憲太郎氏)との指摘が聞かれた。FOMCについては、0.25%の利下げが決まった場合は米国株が下落する可能性はあるが、「急激に円高が進む可能性は低いため、日本株にとってはプラスになるかもしれない」(志田氏)という。
TOPIXは0.37%高の2565.25ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆6353億0400万円だった。東証33業種では、輸送用機器、石油・石炭製品、倉庫運輸関連など26業種が値上がり。陸運、空運、医薬品など7業種は値下がりした。
個別では、主力のトヨタ自動車が3%高でしっかり。マツダは3%超高、日野自動車は2%超高だった。エムスリー、SUMCOも堅調。指数寄与度の大きいファーストリテイリングが2%超高、ソフトバンクグループは小幅高だった。
半導体株はまちまちで、アドバンテストが1%超高、東京エレクトロンは小幅高、ルネサスエレクトロニクスは1%超安だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1187銘柄(72%)に対し、値下がりが391銘柄(23%)、変わらずが64銘柄(3%)だった。
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