- 2024/09/04 掲載
午前の日経平均は続落、1280円超安 米半導体株安や景気懸念で
日経平均は646円安の3万8039円91銭で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、1563安の3万7122円33銭まで下落した。寄り付きからドル/円が円高方向に振れたことも重しとなった。売り一巡は3万7400円付近でのもみ合いが続いた。
大和証券の林健太郎シニアストラテジストは「6日公表の米雇用統計前で疑心暗鬼になっているようだ」との見方を示す。米景気後退懸念を受けた米金利の動向次第ではドル安/円高がさらに加速するとの警戒感もあり「米国株よりも日本株のほうが神経質に反応してしまう」という。
主力株では、東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングなどの指数寄与度の高い銘柄が大幅安。ルネサスエレクトロニクス、ソシオネクストは8%超安となった。
半面、ニトリホールディングス、バンダイナムコホールディングスは2─3%超高としっかりだった。
東証株価指数(TOPIX)は2.77%安の2657.58ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆4506億5600万円だった。
東証33業種では全業種が値下がり。鉱業、石油・石炭製品、証券、非鉄金属、電気機器、機械、銀行などが値下り率上位だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが175銘柄(10%)、値下がりは1444銘柄(87%)、変わらずは26銘柄(1%)だった。
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