- 2024/08/16 掲載
メディア業界重鎮、米パラマウント親会社の買収提案準備=関係筋
[15日 ロイター] - カナダ酒造大手シーグラムの創業家出身でメディア業界の重鎮であるエドガー・ブロンフマン・ジュニア氏が、米メディア大手パラマウント・グローバルの親会社であるナショナル・アミューズメンツへの買収提案を準備している。事情に詳しい関係筋が明らかにした。
提案は数日以内にまとまる可能性があるという。
パラマウントは先月、映画プロデューサーのデービッド・エリソン氏率いる米映画製作会社スカイダンス・メディアからの買収提案を受け入れたばかり。ブロンフマン氏からの提案で買収劇が複雑化しそうだ。
ブルームバーグ・ニュースと米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がこの動きを報じたことを受けて、パラマウントの株価は15日に7.1%高となった。
WSJによると、ブロンフマン氏は買収を支持する企業などと協議してきた。協議相手には米投資会社フォートレス・インベストメント・グループや動画配信機器を手掛ける米ロク、米独立系映画プロデューサーのスティーブン・ポール氏らが含まれる。ブロンフマン氏は米音楽大手ワーナー・ミュージックの会長を務めた経歴を持つ。
ブロンフマン氏は6月にナショナル・アミューズメンツの買収に関心を示し、20億─25億ドルでの提案を検討していたが、実際に提案には至らなかった。
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