- 2024/08/16 掲載
NY市場サマリー(15日)株大幅続伸、ドル堅調・利回り急上昇
米商務省が発表した7月の小売売上高は前月比1.0%増加し、エコノミスト予想の0.3%増を上回った。
同じくこの日発表された米新規失業保険申請件数は、前週比7000件減の22万7000件とエコノミスト予想(23万5000件)を予想外に下回り、2週連続の減少。労働市場の減速が継続していることが示唆された。
ユーロは対ドルで0.36%安の1.0973ドル。14日には、米国のインフレ指標を背景に今年最高値となる1.10475ドルを付けた。
円は対ドルで149.13円。先週は市場混乱を背景に、7カ月ぶりの高値となる141.675円を付けていた。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが急上昇した。この日発表された小売売上高や新規失業保険申請件数などの指標により、景気後退懸念が払拭され、米連邦準備理事会(FRB)による9月大幅利下げ期待が後退した。
指標となる米10年債利回りは10.6bp上昇し3.928%となり、この1週間で最大の上昇幅を記録した。
2年債利回りは15.9bp上昇の4.1055%。一時は8月2日以来の高水準を付けた。
30年債利回りは4.1856%と、7.7bp上昇した。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス18bp。前日終盤はマイナス12.8bpだった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 大幅続伸し、ナスダック総合指数は2%超上昇して取引を終えた。7月の小売売上高が消費の底堅さを示し、目先の米景気後退への懸念が和らいだ。
S&P総合500種の主要11部門のうち9部門が上昇し、一般消費財や情報技術が上げを主導した。
小売大手ウォルマートは6.58%高。第2・四半期決算が好調で、通期の売上高と利益の見通しを上方修正した。引き上げは今年2回目。
同業のターゲットとコストコもそれぞれ4.35%高、1.69%高となった。
このほか個別銘柄ではシスコシステムズが6.8%上昇。第1・四半期(8─10月)の売上高について強気の見通しを示すとともに、全世界で従業員の7%を削減すると発表した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 中東情勢の緊迫化を背景にした安全資産として金を買う動きに反発した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比12.70ドル(0.51%)高の1オンス=2492.40ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 堅調な米経済指標などを好感した買いが入り、3日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は、前日比1.18ドル(1.53%)高の1バレル=78.16ドル。10月物は1.15ドル高の76.99ドルだった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 149.27/149.29
始値 147.22
高値 149.39
安値 147.19
ユーロ/ドル NY終値 1.0971/1.0973
始値 1.1010
高値 1.1013
安値 1.0950
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 101*10.00 4.1729%
前営業日終値 102*13.50 4.1090%
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*20.50 3.9188%
前営業日終値 100*14.00 3.8220%
5年債(指標銘柄) 17時05分 100*29.00 3.7973%
前営業日終値 101*16.00 3.6660%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*16.13 4.1034%
前営業日終値 100*25.50 3.9470%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 40563.06 +554.67 +1.39
前営業日終値 40008.39
ナスダック総合 17594.50 +401.90 +2.34
前営業日終値 17192.60
S&P総合500種 5543.22 +88.01 +1.61
前営業日終値 5455.21
COMEX金 12月限 2492.4 +12.7
前営業日終値 2479.7
COMEX銀 9月限 2841.8 +107.9
前営業日終値 2733.9
北海ブレント 10月限 81.04 +1.28
前営業日終値 79.76
米WTI先物 9月限 78.16 +1.18
前営業日終値 76.98
CRB商品指数 277.3411 +1.8618
前営業日終値 275.4793
PR
PR
PR