- 2024/08/15 掲載
中国の火力発電、7月は3カ月連続の減少 記録的な暑さでも
[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表したデータによると、7月の中国の火力発電量は、記録的な暑さだったにもかかわらず、3カ月連続で減少した。
7月の国内火力発電量は前年比4.9%減の5749億キロワット時(kWh)だった。総発電量は2.5%増の8831億kWhだった。
統計局のデータは、年間収益が少なくとも2000万元(279万ドル)の企業による発電を反映している。中国では火力発電は主に石炭火力発電で、一部は天然ガス火力発電所によるもの。
火力発電が減少するなか、先月は水力発電が需要増加の大部分を占め、前年比36.2%増の1664億kWhとなった。
気温上昇に伴い通常はエアコン使用が増え、電力消費量が増加する。アナリストは、深刻な熱波が中国の石炭火力発電削減の取り組みを妨げる恐れがあると警告していた。
1─7月の火力発電量は前年同期比0.5%増の3兆5800億kWh。年初からの基調が続けば通年では減少する見通し。
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