- 2024/08/15 掲載
トランプ氏メディア企業、Xへの復帰で株価が最安値に接近
[14日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補トランプ前大統領が過半株式を持つトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの株価が14日に過去最安値に接近した。トランプ氏がSNS(交流サイト)のXに復帰したことなどを受けた。
トランプ・メディアは一部の保守派に人気のSNS「トゥルース・ソーシャル」を運営している。
トランプ氏は13日、Xへの本格復帰に当たり、Xのオーナーであるイーロン・マスク氏との公開対談をX上で行った。
Xの前身であるツイッターは2021年1月にトランプ氏のアカウントを停止。マスク氏がツイッターを買収した後の22年に復活させた経緯がある。トランプ氏はここ数日、いくつかの投稿を行っている。
対談がトゥルース・ソーシャルではなくXで行われたことは、前者がソーシャルメディアの世界ではニッチな存在であることを浮き彫りにしたとアナリストは語る。
AJベルの財務分析担当責任者ダニー・ヒューソン氏は「マスク氏との対談をXで行うという決定はトランプ・メディアの投資家にとってみれば少し見下されていると感じるだろう」と述べた。
14日の取引でトランプ・メディアの株価は1.9%安の23.54ドル。終値は23.97ドルだった。同社が数百万株を売却する可能性があると発表したのを受け、4月16日に22.84ドルまで値を下げたことがある。
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