- 2024/08/15 掲載
米国株式市場=S&P5連騰、ナスダックほぼ横ばい アルファベットが安い
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場では、S&P総合500種が上昇し、5営業日連騰となった。米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げ開始観測を巡り、この日発表された米消費者物価指数(CPI)は投資家を安心させる内容だった。
ナスダック総合指数も5連騰となったが、グーグルの親会社アルファベットや一部の大型ハイテク株の下落が重しとなり、わずかな上昇にとどまった。
多くの投資家が休暇で不在だったことや、新材料がなかったことなどから、動きは総じて鈍かった。
米労働省が発表した7月のCPIは前年比2.9%上昇し、伸びは前月の3.0%から鈍化。前年比上昇率は2021年3月以来、初めて3%を下回り、FRBが9月に利下げを開始するとの期待が強まった。前日発表された7月の卸売物価指数(PPI)もインフレ圧力の鈍化を示していた。
ホライズン・インベストメンツのスコット・ラドナー最高投資責任者は、CPIがPPIと同様の状況を示したことから、トレーダーが前日の動きを見直す理由はないと指摘した。その上で、米経済全体の健全性に懸念を抱く市場関係者は15日発表の小売売上高を注視するだろうと述べた。
アルファベットは2.3%安。米司法省がグーグルの分割を含む選択肢を検討しているとの報道を嫌気した。
他の大型株ではテスラが3.1%、メタ・プラットフォームズが0.3%、それぞれ下落した。
S&Pの主要セクターの大半が上昇。子会社を売却することで合意した損保大手オールステートなどが買われ、金融が上げを主導した。
製菓ケラノバは7.8%上昇。同業のマースが約360億ドルで買収すると発表した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 40008.39 +242.75 +0.61 39800.59 40068.75 39737.20
前営業日終値 39765.64
ナスダック総合 17192.60 +4.99 +0.03 17227.64 17260.73 17032.17
前営業日終値 17187.61
S&P総合500種 5455.21 +20.78 +0.38 5442.36 5463.22 5415.91
前営業日終値 5434.43
ダウ輸送株20種 15413.81 +13.06 +0.08
ダウ公共株15種 1001.98 -1.16 -0.12
フィラデルフィア半導体 4933.35 -8.96 -0.18
VIX指数 16.19 -1.93 -10.65
S&P一般消費財 1422.60 -5.82 -0.41
S&P素材 561.41 +0.01 0.00
S&P工業 1061.65 +4.41 +0.42
S&P主要消費財 851.72 +3.85 +0.45
S&P金融 715.42 +9.08 +1.29
S&P不動産 263.43 +1.03 +0.39
S&Pエネルギー 687.28 +4.53 +0.66
S&Pヘルスケア 1768.85 +7.88 +0.45
S&P通信サービス 296.27 -2.72 -0.91
S&P情報技術 4199.10 +25.39 +0.61
S&P公益事業 375.66 -0.36 -0.10
NYSE出来高 8.39億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 36320 - 60 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 36275 - 105 大阪比
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