- 2024/08/15 掲載
NY市場サマリー(14日)ドル下落、S&P5連騰・利回りまちまち
米労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%上昇。伸びは前月の3.0%から鈍化し、2021年3月以来、初めて3%を下回った。
終盤の取引でドル/円は147.26円。
ドル指数は102.57と、小幅安だった。
ニュージーランドドルは1.28%安の0.5999米ドル。ニュージーランド準備銀行(中央銀行、RBNZ)は14日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、5.25%とした。利下げは2020年3月以来。今後さらなる利下げを行う可能性を示唆した。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 10年債利回りが低下した一方、2年債利回りは上昇した。7月の米消費者物価指数からインフレ沈静化の傾向が続いていることが示され、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の次回会合で25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施するとの見方が強まった。
米労働省が14日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は、前月比0.2%上昇した。前年比では2.9%上昇と、2021年初め以来、初めて3%を下回った。
指標となる10年債利回りは2.6bp低下の3.828%。2年債利回りは1.2bp上昇して3.9537%となった。
30年債利回りは4.6bp低下の4.1214%。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> S&P総合500種が上昇し、5営業日連騰となった。米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げ開始観測を巡り、この日発表された米消費者物価指数(CPI)は投資家を安心させる内容だった。
ナスダック総合指数も5連騰となったが、グーグルの親会社アルファベットや一部の大型ハイテク株の下落が重しとなり、わずかな上昇にとどまった。
多くの投資家が休暇で不在だったことや、新材料がなかったことなどから、動きは総じて鈍かった。
アルファベットは2.3%安。米司法省がグーグルの分割を含む選択肢を検討しているとの報道を嫌気した。
他の大型株ではテスラが3.1%、メタ・プラットフォームズが0.3%、それぞれ下落した。
製菓ケラノバは7.8%上昇。同業のマースが約360億ドルで買収すると発表した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米大幅利下げ観測の後退を受けて利食い売りが台頭し、6営業日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比28.10ドル(1.12%)安の1オンス=2479.70ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 予想外の米原油在庫積み増しを嫌気した売りに押され、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値(終値に相当)は前日比1.37ドル(1.75%)安の1バレル=76.98ドルだった。10月物は0.96ドル安の75.84ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 147.31/147.35
始値 146.86
高値 147.58
安値 146.58
ユーロ/ドル NY終値 1.1012/1.1013
始値 1.1021
高値 1.1047
安値 1.1005
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 102*02.50 4.1286%
前営業日終値 101*14.00 4.1660%
10年債(指標銘柄) 17時05分 100*09.50 3.8390%
前営業日終値 100*05.50 3.8540%
5年債(指標銘柄) 17時03分 101*13.75 3.6816%
前営業日終値 101*13.75 3.6820%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*24.75 3.9600%
前営業日終値 100*25.88 3.9420%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 40008.39 +242.75 +0.61
前営業日終値 39765.64
ナスダック総合 17192.60 +4.99 +0.03
前営業日終値 17187.61
S&P総合500種 5455.21 +20.78 +0.38
前営業日終値 5434.43
COMEX金 12月限 2479.7 ‐28.1
前営業日終値 2507.8
COMEX銀 9月限 2733.9 ‐44.7
前営業日終値 2778.6
北海ブレント 10月限 79.76 ‐0.93
前営業日終値 80.69
米WTI先物 9月限 76.98 ‐1.37
前営業日終値 78.35
CRB商品指数 275.4793 ‐0.8494
前営業日終値 276.3287
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