- 2024/08/15 掲載
印ロ中銀、二国間貿易拡大へ通貨交換レート設定などの協議再開=関係者
[ニューデリー 14日 ロイター] - インド準備銀行(RBI、中央銀行)とロシア中央銀行は、二国間貿易拡大に向けた両国通貨の直接交換レート設定などの問題解決のための協議を再開している。関係者が明らかにした。
インド政府筋は14日、インドルピーとロシアルーブルについて対ドルレートを介さず、直接の交換レートをどう決めるかが話し合われていると述べた。
銀行業界筋によると、RBI幹部が今週ロシアに入り、二国間貿易のための決済手続きについて議論するという。
関係者は「直接の交換レートがあれば、(貿易決済水準を)ドルを含めた別の通貨に連動させずに済む。だがそれにはルピーとルーブルが同じ外為プラットフォームでより大規模に、より長期間取引されなければならない」と課題を指摘した。
ロシアにとってインドは中国に次ぐ輸出相手となっており、4─8月の輸出額は237億8000万ドルと前年同期比20.3%増加。インドはロシアから主に原油を輸入している。
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