- 2024/08/08 掲載
台湾輸出、7月は前年比+3.1% 中国向けが減少・米国向け急増
[台北 8日 ロイター] - 台湾財政部が8日発表した7月の輸出は前年同月比3.1%増の399億4000万ドルと、市場予想を下回った。
人工知能(AI)ブームを背景に対米輸出が過去最高を記録したが、対中輸出が減少した。
ロイターがまとめた市場予想は6.13%増、6月は23.5%増だった。輸出の増加は9カ月連続。
財政部は輸出が予想を下回ったことについて「世界経済の回復が穏やかなことに加え、台風の影響で操業日が減り、納品に一時的な遅れが生じた」と説明した。
下半期は輸出がピークシーズンを迎えるため、伸びが「緩やかな上り坂」になる見通しという。AIがエンドユーザー向けの製品に組み込まれ始めているため、需要がさらに拡大する可能性もあるとしている
同省は8月の輸出を前年同月比6─9%増と予想している。
7月の対米輸出は70.3%増の114億5000万ドルと、月間で過去最高を記録。6月は74.2%増だった。
対中輸出は13.5%減。6月は7.3%増だった。
7月の電子部品の輸出総額は前年同月比12.0%減の137億3000万ドル。半導体輸出は12.8%減少した。
7月の台湾の輸入は16.2%増の351億ドルと、市場予想の11.2%増を上回った。
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