- 2024/08/08 掲載
中国国債価格が下落、国有銀行の売却や規制当局の調査受け
債券先物は全面的に値下がりし、30年債先物は一時0.7%下落した。
金融プラットフォーム「qeubee」やトレーダーによると、国有銀行が朝方の取引で大量の7年債を売却したことから、7年債利回りは4ベーシスポイント(bp)以上上昇した。
民生証券のアナリスト、タン・イーミン氏はメモで「大手銀行の債券売りが急落を引き起こした」と分析した。
「債券市場の不透明感は増している」と指摘し、中央銀行の介入、国営銀行によるさらなる売却、国債発行の増加などのリスクを挙げた。
中国人民銀行(中銀)が管理する市場協会が、債券市場操作の疑いで地方商業銀行4行を調査するとした7日夜の報道も市場心理の悪化につながった。
中国銀行間市場交易商協会(NAFMII)は8日の声明で、一部の小規模金融機関による不正な債券取引を発見し、処罰するために重大な違反者を人民銀に報告したと発表した。
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