• 2024/08/05 掲載

情報BOX:FRB利下げ、米雇用統計踏まえた大手金融機関の最新予想

ロイター

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[2日 ロイター] - 米労働省が2日発表した7月雇用統計は予想外に弱い結果となり、経済のソフトランディング(軟着陸)に自信を持っていたウォール街は、景気後退が迫っているのではないかとパニックになりかけた。就業者数は11万4000人の増加にとどまり、失業率は6月の4.1%から4.3%に上昇した。

こうした中で大手金融機関は、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ幅が大きくなる方向に予想を修正している。

金利先物市場では、FRBが9月17─18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利下げに動く可能性を織り込み始めた。雇用統計発表前に想定されていたのは25bpの利下げだ。

同市場は現在5.25─5.50%の政策金利について、年末には4.00─4.25%に低下すると見込んでいる。

大手金融機関の最新予想は以下の通り。

◎BofAグローバル・リサーチ=従来は12月と想定していたFRBが25bpの利下げを開始する時期を9月に変更し、年内は9月と12月の2回利下げ。

◎JPモルガン=FRBは9月と11月に50bpずつ、その後は毎回の会合ごとに25bpの利下げに動く。

◎ゴールドマン・サックス=年内は9月と11月、12月の3回連続25bp利下げに変更。

◎シティ=年内の想定利下げ幅は125bpで、9月と12月は50bpの利下げ。

◎TDセキュリティーズ=9月と11月、12月にいずれも25bp利下げがあり、年内利下げ幅は75bpになる。

◎バークレイズ=今年は9月、11月、12月のFOMCで25bpずつ利下げし、来年も3回利下げ。

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