- 2024/08/02 掲載
米2年債利回り、23年5月以来の低水準 米景気懸念や株急落で
[東京 2日 ロイター] - 米2年債利回りはアジア時間2日午前の取引で2023年5月以来の水準に低下した。米景気がハードランディング(硬着陸)するとの懸念が強まっている。
前日の米株急落に続きアジアの株式市場が大幅に下げていることも、安全資産とされる米国債の買いにつながっている。
米10年債利回りは一時3.5ベーシスポイント(bp)低下の3.944%と、2月上旬以来6カ月ぶりの低水準を付けた。前日の米市場で4%の心理的節目を割り込んでいた。
米2年債利回りは一時5.5bp低下し4.109%と、昨年5月以来の低水準を付けた。
7月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が予想外に低下したことから連邦準備理事会(FRB)が利下げで後手に回っているとの懸念が浮上している。2日発表の米雇用統計が一段と注目されることになる。
ペッパーストーンの調査責任者、クリス・ウェストン氏は市場がソフトランディングのシナリオから、FRBが中立金利を下回る水準まで利下げし、経済を刺激するよう迫られるシナリオにシフトしていることが現在の相場で示唆されていると述べた。
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