- 2024/07/31 掲載
航空大手2社、増収減益=訪日客好調も人件費増―4~6月期
航空大手2社の2024年4~6月期連結決算が31日、出そろった。好調な訪日客需要を背景に、日本航空は売上高に当たる売り上げ収益が12年の再上場後、同期として過去最高を更新。ANAホールディングス(HD)も売上高が過去最高だった。しかし、燃油費や人件費が膨らみ、2社とも利益は減益となった。
日航の売り上げ収益は、前年同期比11.2%増の4240億円。訪日客に加え、日本からの出張需要が回復傾向にあり、国際旅客収入が好調だった。一方、賃上げの実施などで人件費が膨らんだほか、円安に伴う燃油費の増加で、純利益は39.4%減の139億円だった。
ANAHDの売上高は12.1%増の5167億円、純利益は19.5%減の247億円だった。売上高は過去最高だったものの、エンジン不具合による整備費増などが響き、減益だった。
【時事通信社】 〔写真説明〕東京・羽田空港に駐機する日本航空機(手前)と全日空機(EPA時事)
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