- 2024/07/30 掲載
NY市場サマリー(29日)S&Pとナスダック上昇、利回り低下・ドル安定的
終盤の取引で、ドル指数は0.18%高の104.56。
ドル/円は0.13%高の153.995円。ドルは一時0.49%下落したものの、切り返した。
ポンド/ドルは0.01%安の1.28645ドル。
市場では英中銀が8月1日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を0.25%ポイント引き下げ、5%にするという見方が大勢となっている。英国債利回りは29日の取引で低下し、ポンドを圧迫した。
<債券> 国債利回りが低下した。米連邦準備理事会(FRB)が30─31日に開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で9月利下げサイクル開始を示唆するとの見方が支配的となり、指標となる10年債利回りは2週間ぶりの低水準を付けた。
イールドカーブの中間地点となる5年債と7年債の利回りも3月以来の低水準まで低下した。
午後の取引では、10年債利回りは3.3ベーシスポイント(bp)低下して4.167%となった。一時、2週間ぶりの低水準となる4.151%まで低下した。
30年債利回りは3.7bp低下し4.419%となった。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス22bpだった。
<株式> 不安定な取引の中、S&P総合500種が小幅高で終了した。ハイテク企業の決算発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)を週内に控え、様子見ムードが強かった。
今週はマイクロソフト、アップル、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムなどが四半期決算を発表する。
また、市場は8月2日発表の7月米雇用統計で労働市場の減速が示されるかどうかも注視している。
S&P500の業種別では、テスラの上げが寄与して一般消費財が大きく上昇。モルガン・スタンレーは米自動車株の中で最も買いを推奨する「トップピック銘柄」にテスラを加えた。一方、原油価格下落を受けてエネルギーは軟調だった。
個別ではマクドナルドが3.7%高。6月下旬に導入した5ドルのセットメニューが高価格商品を敬遠する顧客の間で人気だと指摘した。
<金先物> 対ユーロでのドル高などを背景に小反落した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前週末比3.20ドル(0.13%)安の1オンス=2377.80ドル。
<米原油先物> 地政学的リスクに対する警戒感が一服する中、対ユーロでのドル高に圧迫されて売りが優勢となり、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物は前週末清算値(終値に相当)比1.35ドル(1.75%)安の1バレル=75.81ドルだった。10月物は1.20ドル安の74.80ドル。
ドル/円 NY終値 154.01/154.04
始値 153.68
高値 154.20
安値 153.60
ユーロ/ドル NY終値 1.0819/1.0823
始値 1.0834
高値 1.0835
安値 1.0804
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 103*10.50 4.4225%
前営業日終値 102*24.00 4.4570%
10年債(指標銘柄) 17時05分 101*19.50 4.1724%
前営業日終値 101*12.50 4.2000%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*21.50 4.0732%
前営業日終値 99*20.25 4.0820%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.38 4.4018%
前営業日終値 99*31.13 4.3890%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 40539.93 -49.41 -0.12
前営業日終値 40589.34
ナスダック総合 17370.20 +12.32 +0.07
前営業日終値 17357.88
S&P総合500種 5463.54 +4.44 +0.08
前営業日終値 5459.10
COMEX金 8月限 2377.8 ‐3.2
前営業日終値 2381.0
COMEX銀 9月限 2786.6 ‐15.4
前営業日終値 2802.0
北海ブレント 9月限 79.78 ‐1.35
前営業日終値 81.13
米WTI先物 9月限 75.81 ‐1.35
前営業日終値 77.16
CRB商品指数 274.9352 ‐2.4606
前営業日終値 277.3958
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