- 2024/07/26 掲載
キヤノン株が9%超高、営業益予想の上方修正 第1四半期からの「挽回」好感
IBESがまとめたアナリスト12人のコンセンサス予想平均値の4255億円を上回った。年間の想定為替レートは1ドル=154円、1ユーロ=165円とした。想定レートは現値付近となり、先行きの円安による押し上げ効果は限られるとの見方がある一方、「為替の面だけでない上方修正は好感されてしかるべき」(別の国内証券のストラテジスト)との声もある。
連結売上高は過去最高を記録した2007年を超える見通しで、中長期計画の25年目標の売上高4兆5000億円以上を1年前倒しで達成することになる。為替を円安に見直した増収効果が大きいことに加えて、4―6月期から数量ベースでカメラ、レーザープリンター、ネットワークカメラなどが回復。半導体製造装置、商業用印刷機も期を通じて売り上げを好調に伸ばしているという。
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