- 2024/07/17 掲載
印オラ・エレクトリック、IPOの企業価値を低め設定へ=消息筋
[ニューデリー 16日 ロイター] - ソフトバンクグループが出資するインドの電動二輪最大手オラ・エレクトリックは、計画中の新規株式公開(IPO)で目標とする企業価値について、直近の資金調達ラウンドにおける評価より16─20%低い45億ドル程度に設定する見通しだ。消息筋2人が明らかにした。
オラはシンガポールの政府系投資会社テマセクが幹事となって昨年9月に実施した前回の資金調達ラウンドで企業価値を54億ドルと評価されていた。しかし消息筋の1人によると、ハイテク株の価格が世界的に調整していることから、IPOでは評価額が低下しそうだという。
この消息筋は「市場全体で評価額が修正されている」と述べ、最終的な評価額はまだ変わる可能性があるが、オラの創業者であるバビシュ・アガルワル最高経営責任者(CEO)が目指していた最低60億ドルの水準には達しないとの見方を示した。
別の消息筋は、オラが評価額の目標を引き下げるのは、「IPOを魅力的な価格で実施し、投資家に富を創出する機会を提供したいからだ」と述べた。
インドの市場規制当局は6月にオラの上場を承認した。実現すればインド初の電動車メーカーによるIPOで、国内のIPOとして今年最大級となる見通し。
2人の消息筋によると、オラは8月第1週に上場する公算が大きい。
オラはコメント要請に応じなかった。
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