- 2024/07/17 掲載
カナダ経済はソフトランディング達成のもよう=IMF
カナダ経済は今年、低調ながらもプラス成長を続ける一方、インフレ率はカナダ銀行(中央銀行)が目標とする1─3%の上限寄りながらも範囲内に収まっている。
カナダ統計局が16日発表した6月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率は2.7%となり、カナダ銀行が来週に追加利下げに踏み切るとの見方が広がった。
IMFは報告書で「インフレ率はほぼ目標まで低下した一方、景気後退は回避された。国民1人当たりの所得は減少したが、移民の急増により国内総生産(GDP)への影響は和らげられた」と分析した。
IMFはカナダのGDP成長率見通しを2024年は1.3%、25年は2.4%とし、4月時点の見通しをそれぞれ0.1%ポイント上方修正した。インフレ率は今年が2.5%、来年が2%と見込んだ。
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