- 2024/07/09 掲載
英小売売上高、6月は悪天候の影響で減少 個人消費縮小
[9日 ロイター] - 9日に発表された調査によると、6月の英個人消費は悪天候の影響で縮小した。
バークレイズによると、6月のクレジットカードおよびデビットカードによる支出は前年比前年比0.6%減で、2021年2月以来の落ち込みとなった。月初の肌寒い気候が影響した。
バークレイズのリテール部門責任者であるカレン・ジョンソン氏は「6月も天候不順が消費者支出に与えた影響を否定できない」と述べた。
また英小売協会(BRC)は、6月の小売売上高が前年比0.2%減と5月の0.7%増から減少に転じたことを明らかにした。
第1・四半期の英経済は2023年後半の景気後退から回復したが、企業調査なども成長鈍化を示唆している。
バークレイズは、スーパーマーケットでの支出は先月2年ぶりに減少したが、楽観的な見方もできると分析。
英国担当のチーフエコノミスト、ジャック・ミーニング氏は「6月は低調だったが、今年後半は金利低下と実質所得増加が見込まれ、消費者の消費意欲と企業の投資意欲は高まっている」と指摘した。
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