- 2024/07/09 掲載
米EVルーシッド、第2四半期納車が市場予想超え 値下げ奏功
[8日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのルーシッド・グループが8日発表した第2・四半期の納車台数は2394台だった。ビジブル・アルファがまとめたアナリスト8人の予想である1940台を上回った。値下げが奏功した。
同社は2月、主力セダン「エア」の価格を最大10%引き下げていた。
2024上半期の生産台数は3838台で、年間生産台数予想の9000台を達成するには年末までに5162台以上を生産する必要がある。昨年は8428台を生産した。
キャンター・フィッツジェラルドのアナリストは、同社の下半期生産・納車台数が自動車業界全体の傾向に沿って季節的な影響のために多くなるとの見方を示した。
ルーシッド株の60%はサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンドが保有する。ルーシッドは5月、SUV(スポーツタイプ多目的車)「グラビティ」の生産開始に向け、今年15億ドルの資本支出を見込んでいると述べた。昨年の資本支出は9億1060万ドルだった。
グラビティの価格は約8万ドル。生産開始は今年後半の予定で、米EV大手テスラの「モデルX」に競合する。
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