- 2024/06/19 掲載
海外勢の米国債保有、4月は減少に転じる 日本の保有高も縮小
日本の米国債保有額は1兆1500億ドルで、19カ月ぶり高水準だった3月の1兆1880億ドルから減少した。
円がドルに対して34年ぶり安値となる中、市場では介入警戒感が高まっており、日本の国債保有残高に注目が集まっている。
中国の米国債保有額は3月の7670億ドルから7710億ドルに増加した。
長期証券の海外勢による純取得額と銀行資金の流入額の合計は662億ドルで、内訳は民間資金の流入が442億ドル、海外公的機関による流入額が220億ドルとなっている。
米国債は4月に下落し、利回りは上昇した。米インフレ率が依然として米連邦準備理事会(FRB)の目標を上回る中、米経済の底堅さを示す指標を受けて早期の利下げ観測が後退したことが背景。
米10年債利回りは4月に4.194%から4.612%に上昇し、2年債利回りは4.603%から5.046%に上昇した。
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