- 2024/06/14 掲載
HIS、5年ぶり黒字=旅行需要回復で―4月中間決算
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が14日発表した2024年4月中間連結決算は、純損益が38億円の黒字(前年同期は48億円の赤字)だった。中間期として黒字を計上するのはコロナ禍前の19年以来5年ぶり。観光需要の回復で旅行事業が好調だったほか、旺盛な訪日客需要を取り込み、ホテル事業も収益を押し上げた。
売上高は前年同期比56.6%増の1611億円、営業損益も57億円の黒字(同33億円の赤字)に転換した。
上期の好調を受け、24年10月期の業績予想を上方修正。ただ、夏の海外旅行の回復は遅れているといい、記者会見した矢田素史社長は「円安、インフレ、燃油サーチャージ、航空運賃の高止まりがある」と要因を指摘した。
【時事通信社】
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