- 2024/06/07 掲載
上場廃止の急増見込まず、中国証券当局が見解 小型株下落受け
CSRCは声明で、「最適者生存」の仕組みが形成されつつあるが、短期的にはそうならず、上場廃止となる企業の数が「急増」することはないと強調した。
多くの投資家は、小型株を買うリスクが足元で強まっていると主張。証券会社は、今年に上場廃止となる企業数が過去最多になるとの見通しを示している。
CSRCは6日、今年に上場廃止となるリスクのある企業が約100社増え、合計で169社になったと発表した。ただ、この数値は昨年からは大きく増えたが、企業の基礎的条件が改善すればリスクは解消されると付け加えた。
ある資産運用会社のファンドマネジャーは、現在の規制の下では注目されている小型株を買う戦略はもはや機能しないと指摘、優良株を推奨した。
小型株で構成されるCSI2000指数は今週9%下落、年初来では23%値下がりしている。半面、優良株で構成されるCSI300指数は年初来で5%上昇している。
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