- 2024/05/31 掲載
米モンデリーズ、ウクライナの被災工場を修復 オレオの生産再開
[ニューヨーク 31日 ロイター] - ビスケット菓子の「オレオ」で知られる米モンデリーズは、ロシアの侵攻で約2年前に被災したウクライナ東部トロスティアネツ工場の修復を終え、オレオの生産を再開したことを明らかにした。
同工場は昨年、部分的に修復を終え、チョコレートを生産していた。生産した商品はウクライナ国内で販売するほか、ジョージアやカザフスタンなどユーラシア諸国に輸出する。ロシアには輸出しない。
同社は従業員や株主の反対にもかかわらず、ロシアで3カ所の工場を稼働させ、製品販売を続けている。
食品は国際的な対ロシア制裁の対象外で、スイスのネスレなど同業他社もロシアでの製品販売を続けている。
関係筋によると、モンデリーズは工場の操業停止中はウクライナにオレオを輸入していた。
同社は声明で「ウクライナの支援と再建への投資を引き続き増やす」と表明した。
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