- 2024/05/07 掲載
円上昇、153円台後半=米利下げ期待再燃
7日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=153円台後半に上昇した。米国で3日発表された雇用統計が市場予想を下回り、米長期金利が低下。これを受け、円は海外市場で一時151円台後半まで急伸した。午前10時現在は1ドル=153円94~95銭と前営業日比1円55銭の円高・ドル安。
米雇用統計で労働需給の軟化が示されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が再燃。発表後に円は一気に151円80銭台まで上昇したが、その後、「上げ過ぎの反動から売り戻す動きが出ている」(FX業者)という。
市場では、政府・日銀が4月29日と5月2日早朝に円買い・ドル売りの「覆面介入」を実施したとの観測が強い。ただ、「157円台までは再度の介入の可能性は低い」(シンクタンク)との見方から、円が売られやすい地合いは続いている。
【時事通信社】
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