東京都内を拠点とする足立成和信用金庫（足立区）と東栄信用金庫（葛飾区）が来年中の合併を目指して交渉していることが１４日、明らかになった。両信金が本店を置く足立区と葛飾区は隣接しており、規模拡大で経営基盤を強化するのが狙い。

都内の信金再編は２００６年に多摩中央、八王子、太平の３信金が「多摩信用金庫」になって以来。中小企業や個人を主な顧客とする信用金庫は、長く続いた低金利による利ざや縮小や、人口減少などの問題に直面。収益基盤の見直しが課題となっている。

【時事通信社】