• 2024/02/13 掲載

英賃金上昇率、10─12月は1年余りぶり低水準 中銀は警戒維持か

ロイター

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[ロンドン 13日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が13日発表した2023年10─12月の賃金はボーナスを除くベースで前年同期比6.2%上昇した。伸び率は市場予想の6.0%を上回ったものの、9─11月の6.7%から鈍化し、1年余りぶりの低水準となった。

市場の予想ほど鈍化せず、失業率も予想外に低下。労働市場は依然としてインフレ圧力を生み出しているとみられ、アナリストによると、イングランド銀行(英中央銀行)の早期利下げは難しいとみられる。

データ発表直後にポンドは対ドルで上昇した。市場が織り込む年内の利下げ確率は低下した。

変動が激しいボーナスを含む賃金は6.7%上昇から5.8%上昇に鈍化。22年5─7月以来の低い伸びとなった。ロイターがまとめた市場予想は5.6%上昇だった。

PwC・UKのエコノミスト、ジェーク・フィネー氏は、ONS発表の求人件数が減少し労働市場の過熱感が和らいでおり、賃金の伸び鈍化が続いていると指摘。

「だが、インフレ目標の2%に持続的に戻るほど労働市場が冷え込んでいないというのが中銀の根強い懸念だろう」とし「市場は現在5月の利下げを予想しているが、これが引き続き大きな障壁の一つになっている」と述べた。

JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト、ヒュー・ジンバー氏は「依然として力強い労働市場に一定の鈍化の兆しが出ているが、中銀が利下げを検討にするには市場の冷え込みの証拠がまだまだ数多く必要だろう」と述べた。

10─12月の失業率は3.8%に低下。就業者は7万2000人増加した。

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