- 2024/02/13 掲載
フィッチ、英政府に厳格な歳出管理促す 予算案発表控え
[ロンドン 12日 ロイター] - フィッチ・レーティングスは12日、英政府に次回予算案で厳格な歳出管理策を打ち出すよう促し、さもなければ格下げのリスクがあると指摘した。
フィッチは英国の格付けを「AA─」としており、見通しは事実上の格下げ警告となる「ネガティブ」としている。政府は3月6日に春季予算案を発表する。2025年1月までの実施が予定されている総選挙に向けて政府は減税措置を示唆している。
フィッチは「英国の財政赤字は2022年の国内総生産(GDP)比4.7%から23年は6%に上昇し、『AA』カテゴリーの中央値である2.7%を超えると推定している」とし、現在のGDP比100%超の公的債務は中央値の「ほぼ2倍」と説明した。
予算案では、政府の新政策が債務削減に寄与するかどうかに注目が集まっている。
フィッチは「政策を巡る選択は英国の財政を巡る不確実性を軽減する鍵だ」と指摘し、英格付けの次回見直しが3月6日の予算案発表から数週間後の22日になると指摘した。
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