- 2024/02/10 掲載
米主要500社の23年第4四半期、9%増益見込み=LSEG
[ニューヨーク 9日 ロイター] - LSEGのデータによると、米S&P総合500種指数採用企業の2023年第4・四半期利益は前年同期比9.0%増となる見通しで、1月1日時点の予想(4.7%増)の約2倍となった。エネルギーセクターを除くと12.5%増になる見込み。
これまでに第4・四半期決算を発表した332社中、80.7%で利益がアナリスト予想を上回った。この割合の長期平均は66.6%、過去4四半期の平均は76.4%。
インガルス&スナイダーのシニアポートフォリオストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「売上高より利益でサプライズが多かった」と指摘。「これはマージン拡大を意味する。人員削減のニュースが多いが、企業がスリム化を図っているということだ」と述べた。
これまでに第4・四半期決算を発表した企業のうち、売上高がアナリスト予想を上回った企業の割合は63.6%。長期平均は62.2%、過去4四半期の平均は66.3%。
第4・四半期売上高は前年同期比3.4%増加する見通し。1月1日時点の予想(2.6%増)をやや上回った。エネルギーセクターを除くと4.8%の増収となる見込み。
24年第1・四半期の1株利益について、悪化もしくは市場見通しを下回ると予測する企業は52社。改善もしくは市場見通しを上回る予測を出した企業は15社。悪化を改善で割ったネガティブ/ポジティブレシオ(52/15)は3.5。
今後4四半期(24年第1・四半期─第4・四半期)の予想PER(株価収益率)は20.6倍。
12日からの週は45社が四半期決算の発表を予定している。
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