- 2024/02/10 掲載
SBI新生銀、18年ぶり公的資金返済=193億円、残り3300億円
SBI新生銀行は9日、残る公的資金約3500億円のうち約193億円を返済したと発表した。政府系の預金保険機構が保有する同行株式の一部を同日付で取得した。同行による公的資金の一部返済は18年ぶりだ。
返済は、昨年10月に実施した株式併合で1株未満となった端数を、併合前の1株当たり2800円で株主から取得したことに伴うもの。取得総額は一般株主分も含めて約1236億円で、同行の株主は親会社のSBIホールディングスと国、併合前に株を大量取得した旧村上ファンド系投資会社の3者となった。
SBI新生銀は公的資金の完済に向け、昨年9月に臨時株主総会での承認を得て上場を廃止。今後、2025年6月末までに、SBIHDと国との間で残る約3300億円の返済方法について合意を目指す。
【時事通信社】 〔写真説明〕SBI新生銀行のロゴマーク
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