- 2024/01/29 掲載
ECB利下げ、4月より6月の可能性高い=スロバキア中銀総裁
インフレの動向は正しい方向に向かっているが、判断を下すにはさらにデータが必要だとの認識を示した。
同氏はブログで「次の動きは利下げであり、利下げは手の届くところにある」と指摘。
「私は4月でも6月でも、正確なタイミングは決定のインパクトにとって二次的なものだと確信している」とし「後者の可能性が高いとみられるが、タイミングについて尚早な結論を下すつもりはない」と述べた。
ECBが極めて重要な決定を下す際には忍耐が不可欠だとも主張。今後発表されるインフレ統計とECBの3月の予測が重要になると述べた。
市場は年内に140ベーシスポイント(bp)の利下げを予想しており、4月の利下げ開始の確率は100%近くに達している。
「時期尚早な利下げのリスクは、少し遅れて行動するリスクよりもはるかに大きい」とし「われわれは後手に回っていない。12月以降、市場が先走っている」と指摘。
急激に動けばディスインフレが阻害される恐れがあり、第1・四半期の団体交渉データを見極める必要もあると述べた。
関連コンテンツ
PR
PR
PR