- 2024/01/29 掲載
アメックス、第4四半期は増収増益 24年利益見通しが予想超え
[26日 ロイター] - 米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(アメックス)が26日発表した2023年第4・四半期決算は、1株利益が2.62ドルと前年同期の2.07ドルから増えた。収入は過去最高を更新した。
今年通期1株利益見通しについて同社は12.65─13.15ドルを見込み、lSEGがまとめたアナリスト予想平均の12.41ドルを上回る。顧客基盤である富裕層は金利が上昇する中でも支出に弾力的であることに、同社は期待を寄せている。これを受けて同社株価は最高値を記録した。
同社はまた今年第1・四半期から17%増配する計画も示した。
ただ、第4・四半期の貸倒引当金は前年同期の10億3000万ドルから14億4000万ドルに増加した。
HSBCのアナリスト、サウル・マルティネス氏は「四半期業績と見通しはアメックスの財務モデルの力強さを反映しているが、収益の伸びはますます純金利収入がけん引していると認識している」と指摘した。純金利収入は同社が取引を促進するための手数料よりも金利の影響を受けやすい。
アメックスのクリストフ・カイレック最高財務責任者(CFO)は2024年の純金利収入の伸びが緩やかになるとの見通しを示した。
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