- 2024/01/26 掲載
日経平均は反落、ハイテク株を中心に手仕舞い売り
[東京 26日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比485円40銭安の3万5751円07銭と、反落して取引を終えた。来週は連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているほか、日米企業の決算発表が本格化するため、週末の手仕舞い売りが優勢となった。指数寄与度の大きい半導体関連などのハイテク銘柄が総じて軟調で、日経平均を押し下げた。
日経平均は前営業日比233円安と軟調にスタート。その後も下げ幅を拡大し、後場に548円安の3万5687円58銭できょうの安値を付けた。25日の米国株式市場でフィラデルフィア半導体が下落した流れで、半導体関連の下げが目立った。週末要因のほか、時間外取引での米株先物3指数がそろって軟化したことも投資家心理の重しとなった。
米企業決算では、電気自動車(EV)大手テスラと半導体大手インテルが市場予想を下回る見通しを発表した。
企業決算を巡ってSBI証券の鈴木英之投資調査部長は、日米ともに「主力どころの企業の結果がいまいちで、マーケット全般なのか、個別の問題なのか見極めないといけない局面に入ってきた」と指摘する。足元の日本株の底堅さについて「期待先行の側面もあるので、決算の見極めがより重要になってきている」(同)という。
また、日経平均は年初から週前半までに3000円超上昇したため「短期的な上昇後のスピード調整の流れが継続している」(信託銀行アナリスト)との声も根強い。
TOPIXは1.35%安の2497.65ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.35%安の1285.25ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆5018億9400万円。東証33業種では値下がりは海運、銀行、精密機器、輸送用機器など32業種、値上がりはゴム製品の1業種だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.66%安の714.12ポイントと反落した。
個別では、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、信越化学工業が軟調で、4銘柄で日経平均を206円押し下げた。半面、バンダイナムコホールディングス、日揮ホールディングスはしっかりだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが321銘柄(19%)、値下がりは1294銘柄(78%)、変わらずは43銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 35751.07 -485.40 36003.00 35,687.58─36,060.40
TOPIX 2497.65 -34.27 2519.39 2,496.27─2,520.89
プライム市場指数 1285.25 -17.64 1296.94 1,284.55─1,296.94
スタンダード市場指数 1215.29 -9.24 1221.56 1,214.50─1,223.50
グロース市場指数 902.81 -4.27 900.97 898.86─914.43
グロース250指数 714.12 -4.73 713.39 711.45─724.71
東証出来高(万株) 158316 東証売買代金(億円) 45018.94
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