• 2024/01/26 掲載

信越化、4―12月期営業益は3割減の5595億円 足元で復調の兆し

ロイター

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Miho Uranaka

[東京 26日 ロイター] - 信越化学工業が26日に発表した23年4ー12月期営業利益は、前年同期比30.8%減の5595億円だった。光事業の再構築費用で150億円、磁性材料の在庫評価減で約130億円、機能材料でシリコーンの在庫の評価減などを営業利益段階で計上した。ただ、足元では、調整局面が続いてきた半導体に復調の兆しが見え、住宅需要も回復傾向を見せているという。

斉藤恭彦社長は、米国の住宅建設業者の中で、今後半年の見通しは「かなり上向いている」との見解を示した。昨年末にかけて在庫調整が進み、1月の出だしは良好という。住宅資材に使われる主力の塩化ビニール樹脂の市況悪化が続く中、春に向けて値上げを進め、「強い意志を持って取り組む」とした。

半導体デバイス市場については「長く続いた調整局面からの復調は間近」と指摘。半導体事業を担当する轟正彦取締役によると、デバイスメーカーの在庫率も23年10―12月をピークに減少すると期待している。300ミリメートルのシリコンウエハーについては、AI関連のメモリーを中心としたデバイスの需要が回復の一つの契機になるとの見方を示した。

一方で、200ミリメートルウエハーは民生や産業機器など中国中心の需要がさえず厳しい状況が続くとみる。

通期営業利益は、前年比29.9%減の7000億円との見通しを維持した。IBESがまとめたアナリスト18人のコンセンサス予想の平均値は7720億円だった。

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