- 2024/01/26 掲載
中国の省級行政区、今年成長率目標は総じて控えめ 23年未達受け
[北京 26日 ロイター] - 上海市を含む中国の省級行政区の多くが2024年の経済成長率目標を控えめに設定した。23年目標は31の省・直轄市・自治区のうち少なくとも15が達成できなかった。
23年の実績を見ると、東北部の黒竜江省はロシアとの貿易が好調だったにもかかわらず2.6%の成長率にとどまり、6%前後の目標を下回った。江西省は4.1%と目標の7%前後を下回った。河南省は目標を1.9%ポイント下回った。
22年の厳しい新型コロナウイルス規制から回復している上海市でさえ23年の成長目標を下回った。
26日正午現在、24年の成長率目標を発表している27行政区のうち、地元メディアの報道などによると、23年を上回る成長率を目指しているのは5行政区にとどまっている。
華泰資産管理のチーフエコノミスト、王軍氏によると、遼寧省や吉林省など債務負担の重い12行政区についてはほとんどが成長目標を引き下げた。
24年の成長率目標では、広東省が5%に設定し、江蘇省は5%以上を掲げている。
北京市も5%前後に設定し、浙江省は5.5%前後の目標を掲げた。
関連コンテンツ
PR
PR
PR