- 2024/01/26 掲載
JPモルガンが幹部入れ替え、CEO後継計画視野か
[ニューヨーク 25日 ロイター] - JPモルガン・チェースは25日、投資銀行部門と消費者部門の幹部人事を発表した。ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)の後継者計画に金融業界の注目が集まる中、上級幹部にさまざまな業務の運営経験を積ませる狙いとみられる。
当局への提出資料によると、マリアン・レーク氏とジェニファー・ピプスザック氏が共同で務めていた消費者部門CEOを今後はレーク氏に一任する。
ピプスザック氏はこれまでトレーディング・証券サービスを率いてきたトロイ・ローボー氏と共に商業・投資銀行部門の共同CEOに就任する。
アーガス・リサーチの銀行アナリスト、スティーブン・ビガー氏は、ピプスザック氏の役割が商業銀行と投資銀行に拡大され、共同で統括してきた消費者業務に加えて経験が広がるため、後継者計画で同氏が優位に立つことになると指摘した。
CEOを18年間務めているダイモン氏は昨年5月、3年半後に退任する可能性を示唆した。
ピプスザック氏はJPモルガンに30年近く勤務するベテランで、19─21年に最高財務責任者(CFO)を務めた。レーク氏も同行に20年勤務。13─19年にCFOを務めた。
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