- 2024/01/26 掲載
イーライリリー、英で肥満症薬発売へ ペン型注入器承認取得後
[フランクフルト 25日 ロイター] - 米医薬品大手イーライリリーは25日、肥満症と糖尿病の治療薬「マンジャロ(一般名チルゼパチド)」について、同薬をペン型注入器にあらかじめ入れておく許可を英国で取得した後、数週間以内に英国の患者に提供すると発表した。
イーライリリーによると、英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)からの許可が下りれば、マンジャロを複数回投与できる利便性の高いペン型注入器で供給する最初の主要市場として、英国が浮上する。
MHRAの幹部、ジュリアン・ビーチ氏は、ペン型注入器が使いやすく、週1回の皮下注射で1カ月の治療効果があると説明した。
マンジャロの薬剤そのものは英国で昨年11月、減量目的での使用が承認された。米食品医薬品局(FDA)も同月、肥満症薬としては「ゼップバウンド」の商標で承認した。イーライリリーは規制当局のペン型注入器の審査が終了するまで発売を保留していた。
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