- 2024/01/26 掲載
ボーイング737の増産禁止、航空各社に影響広がる
[25日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)がボーイングの旅客機「737 MAX」増産を容認しなかったことを受け、航空各社に影響が広がっている。
FAAは24日、ボーイングの737MAXシリーズについて、飛行中に事故が発生した「737MAX9」を含め生産拡大を認めない方針を示した。現在の月間生産機数は維持できるが、増やすことはできないとしている。
サウスウエスト航空は、サプライチェーン(供給網)の問題やボーイングの小型機「MAX7」の認証を巡る先行き不透明感から、2024年の航空機計画を修正した。
アメリカン航空も今年受け取る予定のMAXシリーズ20機について、ある程度影響が出るかもしれないと説明している。
当局届け出によるとユナイテッド航空は今年、MAXシリーズ100機を受け取る予定。同社は事故が起きた737MAX9の運航停止により第1・四半期の損失が想定以上になるとの見通しを示している。スコット・カービー最高経営責任者(CEO)は24年の新たな計画を策定するとしている。
アラスカ航空も運航停止で24年利益に1億5000万ドルの影響が出るとの見通しを示している。
PR
PR
PR