- 2024/01/26 掲載
「率直な意見交換できた」=課題は積み残し―財界訪中団
【北京時事】経済界のトップらで構成する日中経済協会(日中経協)の訪中団は25日、北京の人民大会堂で中国の李強首相と会談した。訪中団最高顧問の十倉雅和経団連会長は記者会見で、「率直な意見交換ができた」と強調。ただ、ビジネス環境改善に向けた課題の多くが残された。
経済界が求めた短期滞在ビザ免除復活や、反スパイ法運用への懸念払拭に対し、李首相から対応策を引き出せなかった。日本産水産物の禁輸措置への直接的な言及もなかった。団長を務めた日中経協の進藤孝生会長は「課題はほとんど積み残した」と語った。
李首相は「まずは両国関係の安定だ」とくぎを刺したという。日本商工会議所の小林健会頭は「ビジネス環境が少しでも変わるきっかけになったと思いたい」と述べた。
【時事通信社】 〔写真説明〕北京市内で記者会見する財界訪中団幹部。右から2人目は経団連の十倉雅和会長、同3人目は日中経済協会の進藤孝生会長、左端は日本商工会議所の小林健会頭=25日
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