- 2024/01/26 掲載
欧州中銀、政策金利を据え置き=3会合連続、引き締め継続
【ロンドン時事】欧州中央銀行(ECB)は25日の定例理事会で、政策金利を3会合連続で据え置くことを決めた。インフレ率の低下傾向は続いており、過去の利上げがインフレ率の押し下げに効果を挙げていると分析。現行の金利水準を維持することで、2%物価目標に戻すことができると判断した。
政策金利の一つで、民間銀行がECBに資金を預け入れる際に適用する中銀預入金利は4.00%と、通貨ユーロ誕生以降で最高水準を維持する。
ECBのラガルド総裁は記者会見で、第4四半期のユーロ圏経済は「停滞した可能性が高い」と指摘。一方で、インフレについて「地政学的な緊張の高まりが当面、エネルギー価格や運賃を押し上げる可能性がある」と、上振れリスクに警戒感を示した。その上で、利下げ議論は「時期尚早との認識で一致している」と強調した。
【時事通信社】
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