連合の芳野友子会長は２５日の定例記者会見で、２０２４年春闘について「賃上げ機運が高まっている」と述べ、今後本格化する労使交渉へ手応えを示した。物価変動を反映させた実質賃金は昨年１１月まで２０カ月連続の前年割れとなっており、連合は長引く物価高に負けない賃上げの実現を目指し取り組みを加速させる方針だ。

今月２２日には政府、労働界、経済界代表による「政労使会議」が開かれ、持続的な賃上げを実現する重要性を確認した。芳野氏は「労使交渉に弾みがつくことを期待する」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する連合の芳野友子会長＝２５日午後、東京都千代田区