- 2024/01/25 掲載
中国の銀行、不動産プロジェクトの妥当な資金需要満たすべき=規制当局
[北京 25日 ロイター] - 中国国家金融監督管理総局の肖遠企・副局長は25日の記者会見で、一定の基準を満たした不動産プロジェクトの妥当な資金需要を積極的に満たすよう国内金融機関に求めた。
一定の基準を満たした不動産プロジェクトが一時的に建設で問題を抱えても、金融機関はやみくも資金を引き揚げるべきではないと主張した。
地方政府と住宅当局に対しても、頭金比率と住宅ローン金利について政策の一段の最適化を奨励。不動産を購入する住民の資金調達ニーズによりよく対応するよう求めた。
不動産開発融資残高は約12兆3000億元(1兆7200億ドル)、住宅ローン残高は約38兆3000億元という。
金融リスクを抑制するため、リスクの高い中小銀行を引き続き厳格に監督する方針も示した。
同総局によると、金融機関の不良債権は2023年末時点で3兆9500億元(5513億8000万ドル)、不良債権比率は1.62%だった。
昨年の商業銀行の純利益は3.2%増。
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