- 2024/01/12 掲載
安川電、3―11月期営業益3.3%減の465億円 中国不調で計画下回る
Miho Uranaka
[東京 12日 ロイター] - 安川電機が12日に発表した2023年3─11月期の連結営業利益(国際会計基準)は、前年同期比3.3%減の465億円だった。中国のロボット需要の低迷を受けて会社計画を下回った。売上高に当たる売上収益は、同4.1%増の4243億円だった。
通期の業績は従来見通しを維持したが、セグメント別では、主力の「モーションコントロール事業」と「ロボット事業」ともに利益見通しを引き下げた。同社によると、ロボット事業における中国の低迷に加えて、第4・四半期(23年12月―24年2月)の売上計上に向け在庫を積み図しており、利益率が悪化するなどした。
モーションコントロール事業でもサーボモーターの材料を厚めに持つなどしているため利益が前回公表した見通しを若干下回るという。
業績の先行指標である受注額は、前年同期比18%減の1283億円だった。前四半期から引き続き半導体向け需要に回復の兆しも見られず、全セグメントで前年を下回っている。24年2月期通期の連結業績見通しは前期比2.5%増の営業利益700億円。IBESによるアナリスト18人の予想平均は658億円。
*写真を差し替えました。
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