- 2024/01/12 掲載
ブラジル12月物価、インフレ目標圏内に鈍化 20年以来初めて
前月比上昇率は0.56%で、市場予想の0.48%よりも高い伸びだった。食品と飲料の値上がりが影響したほか、政府が懸念する航空運賃の急騰も大きな要因となった。
キャピタル・エコノミクスの新興市場担当エコノミスト、キンバリー・スペルフェクター氏は今回の消費者物価指数の発表を受けて「中銀が今月末に開く金融政策委員会で50ベーシスポイント(bp)の追加利下げをする決め手になる」と話した。
パンテオン・マクロエコノミクスの中南米担当チーフエコノミスト、アンドレス・アバディア氏は、食品や飲料の値上がりは驚きだが一時的なものとみて、中銀が短期的には金融緩和のペースを加速させる余地さえあると述べた。
中銀は23年8月、金融緩和に転換。現在までの利下げ幅は計200bpに及び、今後2回の政策委員会でそれぞれ50bp引き下げる可能性を既に示唆している。
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