- 2024/01/11 掲載
景気一致指数4カ月ぶりマイナス、輸出など悪化 判断は「改善」維持
[東京 11日 ロイター] - 内閣府が11日公表した2023年11月の景気動向一致指数(速報値、2020年=100)、前月比1.4ポイント低下の114.5と4カ月ぶりのマイナスだった。輸出数量指数や投資財出荷指数の悪化が響き、同年1月以来のマイナス幅だった。
<先行指数3カ月連続マイナス>
輸出数量指数は欧米、アジア向けがいずれも減少し、全体を最も押し下げる要因となった。投資財出荷指数は前月にコンベヤーなどが伸びた反動もあった。鉱工業生産指数は自動車の悪化などが響いた。
一致指数から一定のルールで機械的に決まる基調判断は、昨年4月以来続く「改善を示している」との表現を据え置いた。3カ月移動平均が前月比で低下しているが、マイナス幅が大きくないことなどが理由。
先行指数は前月比1.2ポイント低下の107.7で、3カ月連続のマイナスだった。自動車の出荷減による最終需要財在庫率指数の悪化や、新設住宅着工床面積などが指数を下押しした。
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