経団連と韓国経済人協会（韓経協、旧全国経済人連合会）は１１日、未来志向の日韓関係をつくるため、産業協力の具体策を話し合う懇談会を東京都内の経団連会館で開いた。会合には経団連の十倉雅和会長や、韓経協の柳津会長（豊山グループ会長）ら日韓の財界人が出席。十倉氏は「この好機を決して逃すことなく、日韓関係を拡大、進化させていきたい」とあいさつした。

柳氏は「日韓関係は両国首脳の歴史的決断を機に、再び暖かい春を迎えつつある」と応じ、成長分野やスタートアップ（新興企業）間の連携、人的交流の強化を提案した。会議では、気候変動や少子高齢化など両国共通の課題を解決するための対応策や、エネルギー安全保障も議論した。

【時事通信社】 〔写真説明〕懇談会を前に写真撮影に臨む経団連の十倉雅和会長（中央右）と韓国経済人協会（韓経協）の柳津会長（同左）ら＝１１日午前、東京都千代田区 〔写真説明〕経団連会館で行われた経団連と韓国経済人協会（韓経協）の懇談会＝１１日午前、東京都千代田区