- 2024/01/11 掲載
IMM通貨先物、ドル売り越しが昨年8月以来の高水準
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米商品先物取引委員会(CFTC)が5日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の建玉(2日までの週)に基づくLSEGの集計によると、ドルの主要通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、ニュージーランドドル、メキシコペソ、ブラジルレアル、ロシアルーブル)に対する売り越し額は105億4000万ドルとなり、前週の90億5000万ドルから2週連続で増え、昨年8月以降で最高となった。
ドルを売り越す動きは、インフレの鈍化傾向が続くと考えられる中、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めサイクルを近く終了する、もしくは終了したとの観測に支えられている。
LSEGの金利予想アプリによると、米金利先物市場は3月の利下げ確率を約68%と織り込んでいる。トレーダーの想定では、今年は25ベーシスポイント(bp)の利下げが5回行われ。年末にはフェデラルファンド(FF)金利が約4%になる見込み。
一方、円の売り越しは前週の5万5568枚から5万7195枚に増加。前週は昨年3月以降で最低となっていた。ユーロの買い越しは11万9476枚に増えた。
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