- 2024/01/11 掲載
ドルは短期的に対ユーロで軟調に、今年後半に反発=シティ
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米シティグループのストラテジストは10日、欧州中央銀行(ECB)が比較的タカ派であることからドルは短期的に対ユーロで圧迫される見通しだが、今年後半には反発する可能性があるとの見方を示した。
シティのG10通貨戦略責任者、ダニエル・トボン氏は「ECBは米連邦準備理事会(FRB)よりも政策転換がかなり遅いとみられることから、われわれは戦術的にユーロに対して(ドルよりも)少し前向きだ」と述べた。
その上で、ECBの最終的な政策転換などに関するシティのエコノミスト予想を踏まえると、ドルは今年終盤に上昇する可能性があると語った。
年終盤のドル反発見通しに対する最大のリスクとして、欧州経済の強さを指摘し、ECBがタカ派的な姿勢を維持する可能性があるためとした。
また、シティのG10金利・通貨戦略責任者、ジャバズ・マタイ氏は、今年末時点の米10年債利回りが約3.9%になるとの見通しを示した。昨年10月半ばに付けた約16年ぶり高水準の5%を再び試す可能性は低いという。
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