- 2024/01/11 掲載
米景気後退もはや予測せず、年内3回の利下げを予想=フィッチ
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 格付け会社フィッチのエコノミストは10日、米経済について、力強さの兆しが出ているため年内の景気後退(リセション)はもはや予測していないとの見解を示した。
フィッチのチーフ・エコノミスト、ブライアン・コールトン氏は、米連邦準備理事会(FRB)は年内に3回の利下げを実施する公算が大きいとの見方を示した。
また、フィッチの米州ソブリン格付け部門責任者、シェリー・シェティー氏は今年も米国の高水準の財政赤字が続くと予想。政治的二極化を理由に財政赤字削減への実質的な転換は起こりそうにないとし、今後の一般政府債務の「顕著な増加」は米国の債務格付けにとってマイナスになるとした。
フィッチは昨年8月、向こう3年間に予想される財政悪化に加え、一般政府債務が高水準で増加していると指摘し、米国の外貨建て長期債格付けを「AAA」から「AAプラス」に引き下げた。
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